超高齢化社会の日本では、誰もが、いつ軽度認知障害(MCI)や認知症と診断されてもおかしくありません。
実際に診断されたあなたはきっと、「これからどうすればいいのか?」「どこに行けばいいのか?」そんなことを思われるでしょう。
スコットランドでは、認知症と診断されると一人ひとりに担当のリンクワーカーが付き、地域の利用可能なサービスを紹介してくれるほか、本人が認知症について理解し、受け入れるための支援やアドバイスを行う体制が整っています。日本でも、一部地域で同様の取り組みが行われていますが、全国に広く普及しているわけではありません。
スコットランドにおける認知症の人の数は、65歳以上の約1300人に1人ですが、日本ではおよそ7人に1人。MCIを含めると、実に65歳以上の3人に1人が対象になります。その全員にリンクワーカーを配置するのは、人的資源の観点からも非現実的です。
幸いなことに、日本には認知症に関する活動や取り組みを積極的に行っている場所や団体が数多く存在します。しかし、診断直後のご本人やご家族が、こうした情報にたどり着くのは決して容易ではありません。
このサイトでは、東京・城南エリア(品川区・大田区)を中心に、MCIや認知症と診断されたご本人とご家族に役立つ地域情報を発信していきます。
認知症と診断されたご本人とご家族が、認知症を受け入れて、診断後もその人らしく暮らしていけるように。必要な情報やつながりを届け、希望する活動が行えるように支援すること。そんな診断後支援を、みなさんと一緒につくって行けたらと願っています。